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Teen Girl vs Briefs Boys

by Teen Girl vs Briefs Boys

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1.
「ギリアちゃん・・・ そこの空調ダクト気をつけて   凄い宇宙蟲の反応を感じるわ あたし 柊クレハと 新人ハンター 柚月ギリアは深夜の廃工場にいる 私たちは昼間は 普通の女子中学生だけど、 夜にはこうして 宇宙蟲ハンターとして活動している 今日のミッションは  廃工場に生息する宇宙蟲の駆除および殲滅だ ギリアちゃんは、ツインテール 妹系美少女といった感じで なんとも頼りない あたしが頑張らないと 宇宙蟲レーダーを空調ダクトに近づける 嘘でしょ・・・ この数値!!   パターングリーンを超えてレッドに突入 「ギリアちゃんさがって!!   あたし達じゃ 手に負えないS級の宇宙蟲だわ  安全なところまで戻って霧雨さん達に  連絡しましょう」 そう思って引き返そうとしたとき 工場の唯一の出入り口のシャッターが勢いよく降りた しまった 閉じ込められた やつらこの工場のコンピューターをすでにハックしてる ギリアちゃんは泣きそうな顔になる もう、逃げられないのなら 一か八か試してみるしかないか・・・  対宇宙蟲 迎撃ポエムコア マルチバース・ブレイズ  あたしが使える最大クラスのポエムコアだ  早速、あたしは ポエムコアの詠唱に入った  宮崎 だんちゃん ベロくん 紅き空に飛び立つ精霊よ  キンピラゴボウZに 健康と権力を与えたまえ  スピィーディー サイコロジック    スワンボート流星群よ・・・って       なんで・・・    あたしはポエムコア詠唱中に   信じられない光景を目にしたのだ  さっきまで泣きそうだった ギリアちゃんが  口いっぱいに ゆで卵を 頬張っていたのだ  嘘・・・ どうしてこの状況で、  ゆで卵なんて食べてられるの・・  仮にもわたしは、先輩ハンターだよ  なんで先輩がこんなに頑張ってるときに  後輩であるギリアちゃんが   ゆで卵なんて食べてられるわけ・・・   それでも今は、そんなこと気にしている場合じゃない  あたしは 気を取り直して ポエムコアの詠唱に入った  サニー 呪縛的コミュニケーション 月と教師    よじり棒 翡翠の目 階級闘争クロニクル・・・  駄目!! 全然集中出来ない    瞼を上げる ぼんやりと視界に映るのは   カチカチクラッカーでお遊びになる ギリアちゃんだった  そして ぼやけていた視界が 次第にはっきりする   ギリアちゃん・・・  違う!?    ギリアちゃんじゃ・・・ない  今回 あたしと共にミッションに同行していたのは  ツインテールの妹系美少女ではなかった  そこに立っていたのは   汗でぐっちょり濡れた     ブリーフ一枚のおじさんだったのだ     価値 価値 価値 価値        クラッカーの音が闇に響く        知覚できる全ては変わり続けるのだ         我々が宇宙の広がりの一部であるかぎり
2.
司会者 「それじゃー風船レースを始めたいと思います 出場者の方は自己紹介をお願いします」 すーぱーミクルン 「はい すーぱーミクルンと言いますです ネットゲームでお金を使いすぎちゃって  ヤバい仕事やって お金返してますです 今回優勝して 借金チャラにしたいと思いますです」 司会者 「ハイ 次」 ノンポリティカル優子 「僕はノンポリティカル優子だ 邪気眼を発動して数秒時間を止めることができる 敵は異性と交遊したことあるやつ全員 あとデフォルトで腕から銃が出るよ」 司会者 「じゃあ最後」 虚言僻ユリア 「虚言僻ユリアだよ〜 趣味は思い込みで〜  最近は自分と会話してる時間の方が長いかな〜 目標はお金持ちになってイケメンの彼氏作ることかなぁ〜」 司会者 「それじゃあ、御三方には大砲の中に入っていただきますね そしたらバニーちゃんが点火します あとは 飛んでいただいて 一番遠くまでいった方が優勝です」 虚言僻ユリア「はいっ!!」 司会者 「はい 虚言僻ユリアさん」 虚言僻夫 「これさ〜 着地失敗して首ひねっちゃうってことあるよね?」 司会者 「着地は失敗しても成功しても 首はぐんにゃりするでしょうね      100メートルくらい飛びますからね  助かりたかったら浮いてるを風船をキャッチすることですね」 ノンポリティカル優子 「そんなの、むちゃくちゃだ!!          僕たちの安全を保証しろ」 司会者 「じゃあこのままお帰り         いただいてもいいんですよ      ただし あなた達は莫大な負債を追った         未来の無い敗者のままですよ」 こうした絶望的なシチュエーションを無表情で 傍観してるエリナ 左手には ヨモギ餅 右手には推理小説 を携えてる エリナは目の前の三人がどうなろうが構わなかった これまでにも大砲で飛ばされ アスファルトに顔面から 激突したものを何人も見て来ているし 運良く風船をキャッチして助かって 成功を掴んだ人も見て来ている ただ どちらにしても退屈なことには変わりない エリナは発狂寸前で目をつぶり呪文を唱えた ビルマカルガモの放物線  固有の個体が月で朧げな夜  個人情報を聴きだすことに長けた 商売的な女子 さすれば 超多重構造を形成し膨れ上がり マヨラナ粒子と 2種類のワインを吟味するイカ といえばイカが あたしだとするならば・・・           「これだ」 エリナは位相空間に引き込まれそうになる瞬間で とうとう閃いた     「あたしがあの大砲の中に入ればよかったんだ」 エリナはゆっくり目を開ける そこには先ほどあったはずの風船レース会場は無かった ティッシュボックスと パソコンモニター  が暗闇で光っているだけ
3.
藤崎ナナリは自作イラストを印刷したポストカードを フリーマーケットで 売ることを趣味としているOLだった ただ、最近は、なかなかよいポストカードが描けないでいた 「そうだ!!」ナナリは椅子から勢い良く立ち上がる 「いっぺん、野菜炒めになってみよう♡   そうすれば素晴らしい      ポストカードが作れる気がするんだよね!!」 【弟】「姉ちゃん・・・・」    扉の陰から、その様子を心配そうに見ていたのは  ナナリの弟、ケンイチであった 【弟】 姉ちゃん今度は野菜炒めになるのか・・・     前回ザリガニになったときは80分だった     今回の挑戦で90分の壁を突破できるのだろうか・・・    ケンイチはストップウオッチを片手に姉を見守る  ナナリは最初の10分は床をビクンッ ビクンッと飛び跳ね   炒められている様子を表現した  そしてあとはひたすら、しんなりしていく野菜を  暗黒舞踏のような  奇妙な動きで丁重に表現した   【弟】 姉ちゃん、あと3分だ! あと3分で90分の壁を     超えられるよ!         ケンイチは、姉の完全に野菜炒めに同化した    死んだような目が、たまらなく美しいと思ったのです
4.
そうです 寝れないんです  あなたのことを考えていると 寝れないんです  胸がチクチクっていうか むにむにするっていうか・・・・  だから、こうして  「まだ寝れません通信」の発行に至ったのです  蓄光塗料のペンで書いてるから  暗闇でも、ぼんやりと光って、ちゃんと読めるんですよ    でも、やっぱりあなたが、  ちゃんと読んでくれるか心配だったので   こうしてベットルームまでお邪魔しちゃいました。  今から、あたしが「まだ寝れません通信」  を朗読するんでちゃんと 聴いていてくださいね  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  「まだ寝れません通信」 VOL.1(ボリューム ワン)  川向のポギー  止まらないハートビート  深夜の電柱をつたう オラウータン  剥き出した歯を よくみるとゴールドだね      枕をトドに変えてみたよ  明日、足がキャタビラーだったらどうする?   肉厚なパプリカ食べ過ぎたかも〜!!  ゆでちゃんの体操着、何だか大きいよね・・・    まだ寝れません  まだ寝れません    まだ寝れません  まだ寝れません   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  少女が、まだ寝れません通信を   朗読し終えたとき  月は赤黒く燃えていた
5.
【日向】「先生お湯をください」  【先生】 「お湯? 何に使うんだ 日向」 【日向】「先生にぶっかけるんです」 【先生】「それじゃあ、先生、       日向にお湯はあげられないな・・・」 【日向】「先生!!」 【先生】「何だい 日向!?」 【日向】「やっぱり お湯をください       80度くらいの適温で!!」 【先生】「先生にぶっかける目的だったら       あげられないな・・・        お茶を入れるという目的で          というのなら用意してもいいけど」 【日向】「お茶を入れます」 【先生】「よし、だったらお湯を用意しよう」 【日向】「お茶を 先生にぶっかけます」 【先生】「よしっ 却下だ       お湯は用意できないぞ       【日向】「じゃあ バケツだけでも用意してください」 【先生】「一応 聞いておくが、そのバケツの中に        お湯はいれないよな?」 【日向】「いれません」 【先生】「よかった・・・ じゃあそのバケツは何に使うんだ」 【日向】「別に・・・何にも使いません」   日向ユメノ、14歳 彼女は虚無を愛していた
6.
気持ちの悪い目玉のオブジェは巨大 部屋の中にはそれだけ 壁紙は赤い 境の無い床と天井 短パンで見た悪夢 ハンバーガージョニーは三番街 何万回も訪れた ライフゲージがあと僅か 乱立するビルは段ボール 裏に回るとサソリのマスクを した15歳の少女が嘆く この街は虫が多い ハンバーガージョニーは 害虫駆除をすることにした 少女の気を引くために 用品店に入るジョニー 最新の殺虫スプレーと 中古レコード それらを手に取り店の親父に 7000を出す 足りない10000だ ハンバーガージョニーは嘆く その様子を見ていた サソリのマスクの少女 彼女は彼の気を引くために ランバダを路上で踊り 金を稼ぐことにした だれも少女に金を渡さない 日が暮れてきた 寒さが答える 諦めかけてしゃがみ込む少女 その時、目の前にに7000が差し出された 顔を上げる  差し出した手の主は ハンバーガージョニー ブラウン管が割れる その音を聞きながら目を覚ます
7.
「よいしょ よいしょ」 馬鹿でかい岩を懸命に押す モニャモン 額には玉のような汗が光る ママ 「モニャモン一休みにしましょう」 ボールいっぱいにポテトサラダを携え ママが現れた モニャモン 「もうちょっと、 もうちょっと 待って欲しいんだママ!!」 それから7年 彼は岩を押し続けている あのカワイイ坊やだった モニャモンも ヒゲ面の青年になっていた ママが再びポテトサラダを携え 現れた ママ 「モニャモン 今度こそ一休みにしましょう  あれから7年 ちっとも岩は動いてないように見えるわ」 モニャモン 「この岩が動いているのか いないのか  もはや、そんなことは問題ではないんだ ママ  僕と岩は会話をしてるんだ   おはよう おやすみ こんにちは     空は青いね 闇は暗いね って毎日 毎日」 ママ  「でもね・・・ モニャモン    あきらめるってことも、     大人になるためには必要なことよ」 モニャモン「ママ・・・ごめんね」 そう呟いた モニャモンの背中には、不死鳥フェニックスが浮かび上がっていた
8.
「兄さま〜 ツン太郎兄さま  起きてくださぁ〜い  そろそろ汽車の出発の時間ですよ  そろそろ里を出ましょ」  私たちは兄弟は忍者  今日はひさしぶりに里を出て  街のサーカスを見に行くことになっている    だめだ〜 兄さま 全然起きないや  よーし こうなったら・・・  あたしは よじれた茶碗をリズミカルに 打ち鳴らす    トン トン カン カン  チャカポコ チャカポコ    それでも兄さまは全然起きる気配がない  もぉ〜 ツン太郎兄さまのバカ!!  この一ヶ月、あたしがこの日を   ずっと楽しみにしていること 知ってるはずなのに  あたしは深く息を吸い込み  兄さまの耳元で思いっきり叫ぶ    「朝ですよー 兄さま!!」  これには たまらず兄さまは、すぐに飛び起きる  しかし、寝ぼけているのか、  あたしめがけて手裏剣を投げてきたのだ    「兄さま最低〜 寝ぼけてるとはいえ          妹に手裏剣を投げつけるなんて!!      でも・・・これ全然痛くない」  あたしは兄さまの投げた手裏剣を拾い上げる  これは・・・  手裏剣じゃなくて お星様のグミ  しかも、あたしの一番好きな メロン味だぁ♡    あたしが兄さまの方をみると   兄さまはお茶目にウインクをして    煙玉を床に叩き付けた  もわ もわ もわ    もく もく もく    煙が散って無くなると  そこはもう サーカスのテントの中だった  さすが兄さま!!  里でも天才と、うたわれる一流忍者だわ  ライオン 玉乗り 空中ブランコ    風船 歓声 火がついた輪    ニンジンまさぐる 器用なゴリラ    兄さまは ピエロで 人間大砲     そうなのだ、さっきまで隣で一緒に   サーカスをに見ていたはずの   兄さまは、いつのまにか   ピエロメークをほどこし   人間大砲で   ズドォォーンと   飛んでいってしまったのだ   残されたあたしは お星様のグミを   お口の中で、ぐにぐにしてる      ぐに ぐに ぐに ぐに     ぐに ぐに ぐに ぐに        やっぱり兄さまのばか・・・      快楽と思考の距離感   粘土のコネ方と 猫のあやし方    兄は多分 知ってるんだ・・・     意味よりも確実なものを

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box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-pjbhq23wgi2tysv45lfxlu2nju-1001&uniqid=1ec637d3-f9e8-4e5e-847d-60e916a341e3&viewtype=detail

第8弾リリースは、Funkot、Jungle、Gorge、Juke/Footworkなどの現場で活躍しているDJ、トラックメイカーの方々にポエムコアを作ってもらったら、ヤバいことになるんじゃないか!!
しかも、そのトラックに現役のTeen Girlのポエム朗読がのったらさらにヤバくなるのでは・・・という妄想が実際にかたちになったコンピレーションアルバムです。
ポエムコアの可能性を感じてほしい。

 

credits

released December 14, 2013

■MUSIC■
SHaKa-iTCHi shakaitchi.blogspot.jp/p/profile.html
shisotex iddy.jp/profile/shisotex
hayabusa soundcloud.com/hayabusa_haya
SEXY DOOM ????
Numa Chicotsu soundcloud.com/numa-chicotsu
Dubb parade soundcloud.com/dubb-parade
Silkworm soundcloud.com/silk_worm

■ポエム朗読■
燕千鳥
きき

■ポエム執筆■
BOOL

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POEM CORE TOKYO Tokyo, Japan

POEM CORE TOKYO is a netlabel out of tokyo that focuses on poem core.

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